初めての車検でも安心！車検の流れや定期点検との違いをわかりやすく解説！

車検とは、一定期間ごとに、自動車に対して国が行っている検査のことを指します。
クルマの外観や安全面、公害対策面が基準に達しているかどうかの検査で、車検に通っていないクルマで公道を走ることは罰則の対象です。
6点の違反や免停が課され、場合によっては罰金や懲役などの罰則が課されることもあります。

■罰則に関する引用
・警察庁 「交通違反の点数一覧表」（2024年4月更新）
・e-Gov「 刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律」（2025年6月施行）

では、実際にクルマを購入した場合、一体車検はいつから、何年ごとに受けなければいけないのでしょうか？

車検の期間は、日常生活における移動手段として利用する自家用乗用車と、事業で使用するための事業用車で異なります。
ここでは、自家用乗用車の場合について解説いたします※1。

車検は新車を購入した後、最初は3年に1回、それ以降は2年に1回という期間で受けなければなりません。
そのため、初度登録※2から1年以上が経過した中古車は、2年に1回という期間で車検を受ける必要があるということです。
ただ、中古車は購入時に車検が切れている場合もあるため、事前によく確認しておきましょう。

※1. 自家用貨物車の場合は異なります。
※2. クルマを初めて陸運支局に登録した年月のことを指します。
 

多くの人に誤解されがちなのが、車検の目的と内容。
車検はあくまで、クルマが保安基準に達しているかどうかの検査のことを指します。

対する定期点検とは、クルマの性能を維持するための点検で、こちらも一定期間ごとに受けなければいけません。
定期点検の例として、12ヶ月法定点検や24ヶ月法定点検があります。

つづいては、車検に必要なものを5つご紹介いたします。

・自動車検査証（車検証）
自動車検査証とは、クルマが国の保安基準に達していることを証明する書類のことです。
車検証と呼ばれることが多く、こちらのほうが聞きなじみがあるかもしれません。

クルマの持ち主の住所や氏名、車検の有効期限なども車検証に記載されています。

・自動車税／軽自動車税（車種別）納税証明書
納税証明書とは、自動車税（軽自動車税）を納税したことを証明する書類のことです。
2015年までは納税証明書がなければ車検を受けることができませんでしたが、現在はオンラインシステムで納税したかどうかを確認できるため、車検時に持っていく必要がなくなりました。

ただ、自動車税（軽自動車税）を納税してからすぐに車検を受ける際、システムへの情報の反映が間に合わないことがあるため、その場合は納税証明書を持っていく必要があります。

・自賠責保険証明書
自賠責保険証明書とは、クルマの持ち主が必ず加⼊しなければいけない自賠責保険の保険証のことです。

自賠責保険に加入していることで、人身事故を起こしてしまった際、被害者への最低限の補償を行うことができます（物損事故などはまた別の任意保険に加入する必要があります）。

・車検費⽤
車検費用とは基本料金と法定料金のことを指します。
保安基準に達しておらず、部品の交換や修理をしなければ車検を通せない場合は、追加でクルマの整備も受けなければなりません。
その際は、車検費用に加えて整備費用や部品代などが必要になります。

車検にかかる費用は車種やグレード、車検を受ける場所によって異なるため、あらかじめ見積もりをして必要な費用を把握しておくとよいでしょう。
 

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